60代 こんな暮らし〜今を生きる

人生の黄昏を感じる60代。日々の暮らしとこれまでの思い出を綴ります。

2023年8月 空襲の話 旧小学校校舎

赤茶けた城の石垣

78年前に空襲で焼けた跡です。

それだけ火の勢いがすごかったということです。


私の母校の小学校は昔の城跡にありました。 この石垣の上です。


昭和初期の鉄筋コンクリートです。

廃校になって20年以上が経ちます。

まだ取り壊されていません。


この小学校は、空襲で焼失した市役所の代わりに戦後 使われました。

校舎の裏にある古い講堂は、空襲で亡くなった方の遺体を一時 安置したそうです。


私の物心ついた頃は、戦後 20年 ちょっとでした。

周りの大人が普通に 空襲 や戦争のときの話をしているのを身近で聞きました。


私の母は戦争当時、旧制の高等女学生で、県の臨海地域の飛行機を作る工場で勤労奉仕をしていました。

この工場も爆撃を受けました。

たまたま 当日は 工場が休みの日だったので、 母たちは 命拾いをしました。


子供の頃は、自分が生活している場所 で20年ちょっと前に 人がたくさん死んだのかと思うと、お化けや幽霊の話よりもずっと怖かったです。


        🌼


ちなみに、私の郷里は NHKの連続朝ドラの 「カムカムエブリヴァディ」に登場した土地の1つです。


カムカム英会話の平川唯一さんの出身地は、母の実家の近くです。

有名な狸囃子の童謡のメロディで、この「カムカム エヴリバディ」の英語の歌詞を歌います


母はこの英語の歌詞が歌えるのです。

若い時に覚えたものって、なかなか忘れないものなのですね☺