60代 こんな暮らし〜今を生きる

人生の黄昏を感じる60代。日々の暮らしとこれまでの思い出を綴ります。

60代シニア 母の誕生日 94歳

今日は大寒です。寒いですね❄

そして母の誕生日です。

1930年生まれ、94歳になりました💐


母のミシンです。MITSUBISHI製。

母は長年、ファッション関係の仕事をしていました。 洋裁もプロでした。


子供の頃から、母がこのミシンで服を縫っているのを見ていました。

いわば 母の戦友のようなものですね

電子ミシンも後に買いましたが、 「細かい作業はこれが使いやすい」と言っていました。

愛着があるのでしょう。80歳のとき、ミシンをメンテナンスに出しました。


私は中学の家庭科の授業でこのミシンでパジャマを縫い、高校の家庭科でジャンバースカートを縫いました。


母のおかげで、 若い頃 いい洋服を着せてもらいました。しかし 母のファッションに関する干渉や 美意識が 私には重荷でした。

何しろ、相手はプロです。

そのせいもあって、 意識的に洋裁をしませんでした。


写真には写っていませんが、 ミシンの左にチェストがあります。

1段目の引き出し。


2段目の引き出し。

ハサミ✃はどちらも 洋裁用の重い鉄の裁ちハサミです。

母が この裁ちハサミを使って、生地をシャッと かっこよく切っていた姿を思い出します。


80歳半ばを過ぎた頃から、母はミシンに向かわなくなりました。

外に出ることが 稀なり、 ひなが 長椅子でテレビを見ているようになりました。


二度の骨折 入院を経て、母は今は サービス付き高齢者住宅で暮らしています。


先日、 図書館で借りてきた本です

母と 娘というのは、何かと難しいところがあります。

正解はありません。100人いれば100人の親子関係がありますね。


昔 、旅行で買ってきて、母にあげた花瓶 差しです。

細長い花瓶の代わりに、 使い込んだ洋裁用の定規を入れていました。


今日、 母と電話で話しました。

誕生日プレゼントは、以前母が欲しがっていた大きく広げられる地元の県の地図と洋菓子にしました🎁


年を取ると未来が少なくなる分、 過去の思い出が大きくなっていくのかもしれません。