60代 こんな暮らし〜今を生きる

人生の黄昏を感じる60代。日々の暮らしとこれまでの思い出を綴ります。

2023年7月 美術展 ピーター・シスの闇と夢

暑いです。

天気予報を見ると、8月いっぱいはずっとこの暑さは続きそうです。

お盆と台風が重なって 、西日本は大変でした。

私は暑さに弱くて、旅行どころか、 日常生活圏の範囲内でしか出歩いていません。

バーゲンセールにも行かないまま、 夏が終わりそう。

サンダルや財布など欲しくて 必要なものは買ったし、無駄遣いしないで済むからいいのですが☺


先月行った美術展です。


チェコ 出身のアメリカの絵本作家です。

1949年生まれ。

東西冷戦時代にチェコスロバキアで育ち、最初はアニメーション作家として 祖国で活躍しました。

自由への憧れが強く、政府の帰国命令に背いてアメリカに留まる。その後、ソ連邦の崩壊で、祖国の家族と再会できたそうです。

自由や未知の世界への憧れと故郷への郷愁と愛が、作品に強く感じられます。


もともとアニメーション作家だったせいか、イラストも アニメの一場面を思い起こさせるような、多重的で不思議な世界です。


図書館でシスの絵本を借りてきました。

「3つの 金の鍵 魔法のプラハ」は子供よりはイラストや絵本好きの 大人向けの本です。子供の頃暮らした プラハの町の歴史や町への想いが詰まっています。

イラストは絵本の中でもとりわけ幻想的。


「ロビンソン」は子供の頃、 ロビンソン・クルーソーに憧れ、仮装したことから、夢の中で冒険の世界へ旅立つ。


「星の使者」は、ガリレオ・ガリレイの伝記。


ページを開いた 絵本は「モーツァルトくん、あ・そ・ぼ」。音楽が幼いモーツァルトの友だちだったという話。

幼い モーツァルト 君が可愛い❤


シスは1984年に作られた映画「アマデウス」のポスターを描いています。

この映画は公開時に一度見ただけですが、ものすごく 印象に残っています。

もう40年近く前の映画なのですね。