60歳代シニア シンプルライフのお手本 人形を飾る
写真右の人形は、ハープを奏でるオルゴール人形です。
買ったのは30年近く前。当時住んでいた地元のインテリア雑貨店で買いました。
高さ23 cm ぐらい。当時7000円でした。
オルゴールの曲はオードリーヘップバーンの映画「昼下がりの情事」の魅惑のワルツです。映画も曲も好きです。
曲に合わせて、人形の首と右手が動きます。
当時、可愛いと、一目惚れして買ったものの、こういうものを飾るような住まいではなく、20年くらい付属の箱の中にしまって、クローゼットに入れっぱなしでした。
おかげで保存状態はとても良いです。
今でも部屋に飾るには甘く優雅すぎる感じがしますが、人形そのものは好きなので、数年前から時々出して飾っています。
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ところで、私には密かにシンプルライフのお手本としている80代の知人の女性がいます。
当時、その方は古い賃貸マンションにお暮らしでした。
お宅に伺ったことがあります。6畳の和室に座卓と箪笥の他は、何も置いてありませんでした。
きれいに掃除された部屋のタンスの上には、四角いガラスケースの箱に入った昭和の人形が一つだけ置かれていました。
スーパーで買ってきたお惣菜は趣味の良い器に綺麗に盛られいました。
その時思ったのは、物が少なくて、掃除さえしていれば、部屋は綺麗で住み心地が良くなるのだなということでした。
ガラスケースに入った昭和のお人形も、広い座敷や応接間で、たくさんのものに囲まれて埃をかぶっていては、ただの古びたガラクタに過ぎないでしょう。
このオルゴール人形も、縁あって我が家に来てくれたので、時々こうやって飾って楽しもうと思います。
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