60代 こんな暮らし

人生の黄昏を感じる60代。日々の暮らしとこれまでの思い出を綴ります。

60歳代シニア ぶらり旅 尾道 ③ 海岸沿いの遊歩道からアーケード街へ

尾道駅前の海岸沿いの遊歩道。

船のデッキを思わせる広い木の板の広場の先に芝生があります。

そこを歩いて、道路を渡り、路地からアーケードに入りました。


1.2k ぐらいある長いアーケードです。

どこの地方都市の中心部も似たようなもので、アーケード街は古いお店が多く、閑散としています。


写真の右手に、林芙美子記念館があります。入ってみました。

作家の林芙美子が小学校5年生から旧制の尾道女学校の1年生の頃まで住んでいた借家です。

入り口のガラス戸は頭を下げて潜るほど低いものでした。

一階と二階に6畳ぐらいの部屋が一間ずつあり、梯子のような急な階段がありました。

トイレや台所らしいものは見当たりません。

昔の2階建ての長屋のような感じでした。


こんな暮らしの中で、女性の進学率の低い当時、旧制の女学校に進学したのです。文学の才能を認められた上、親の理解があったのでしょう。


林芙美子は流行作家になってお金を儲けた後、東京に大豪邸を建てます。

子供の頃の貧しい暮らしへの複雑な思いがあるのでしょうか。

東京の林芙美子邸も見学できるようなので、機会があれば一度行ってみたいです。


アーケード街には、レトロな建物も残っていました。

この建物は銭湯だったようです。

今はレストランかカフェになっていました。


アーケード街をあちこち見ながら。ロープウェイの駅まで歩きました。