60代 こんな暮らし

人生の黄昏を感じる60代。日々の暮らしとこれまでの思い出を綴ります。

60代シニア 母の日の思い出

日曜日の 母の日、 花屋の前を通りかかったら、 カーネーションがいっぱい 売られていました。

可愛いオレンジ色のカーネーションを買って帰りました。

名前は、「オレンジジェラート」

カーネーションもいろんな色の花が出回っていて、見ていて楽しいですね。

        

サ高住にいる母には 、実用的にインスタントコーヒーのセットを送りました。


         🌹


私の子供の頃の母の日の思い出があります。

小学校5年生くらいの時 、母に「カーネーション、買ってあげようか」と聞いたところ、

母は「カーネーションは好きじゃないバラが好き」といいました。

(もともと 、はっきり物を言う人です(^_^;))


で、花屋に行ったところ、  当時でも 薔薇の切り花は高かったです。

買おうかやめようかと迷っているとき、園芸のコーナーの鉢植えの赤いバラが目にとまりました。

値段は 500円。

当時の私の1ヶ月分のお小遣いも500円。


1週間ぐらいで枯れる切り花よりも、こっちの方が毎年楽しめるからいいのではないか、と考えて、500円で鉢植えのバラを買いました。


バラはハイブリッドティーで、株もそこそこ大きい。鉢は当時 よくある 素焼きの鉢です。

紐で編んだ 袋に鉢を入れてもらったのですが、重くて半分引きずって持ち帰りました。


母の反応は、「え~っ、それ買ってきたの?」と、嬉しいというより、驚きが先にたったみたいでした。


私といえば、母の日にバラをプレゼントしたことに満足して、その薔薇のことは興味がなくなりました。

当時 、母は多い時には 何十本も庭でバラを育てていました。その中の1本となったのです。


そのバラの話題が出たのは20数年後、電話で母と話していたときです。

「母の日にあなたがプレゼントしてくれた、あの赤いバラが枯れてしまったのよ~」と残念そうに言うのです。


母の言葉を聞いて、そういえばバラの鉢植えを母の日に買ったなぁと、思い出した次第です。

実家を離れて 年数がたち、どのバラが私が贈ったバラかもわからなかったけれど、母にとっては、娘が母の日にプレゼントしてくれたバラ🌹だと、花が咲くたびに思っていたのですね🤗


あの バラ以外、特別な母の日のプレゼントをした記憶がありません。

当時の 500円は私にとって 高かったけれど、 20数年間、  母の日の頃に花を咲かせてくれたのなら、コスパとしてはとてもよかった。


こんな感じのバラだったと思います。

母の日にまつわるバラの思い出でした☺